和の再構築~日々を彩る間∼
このたびは、和の再構築~日々を彩る間∼を閲覧いただきありがとうございます。
伝統 × モダン
30年分の時間を手直しし、別空間へと生まれ変わらせた和室リフォームの記録です。
概要
【施工内容】襖張替え、障子張替え、畳新調(6畳・半畳敷き)
- 襖:押入れ4枚、戸襖3枚、物入れ両開き2枚
- 使用襖紙:見本帳「調」— 調7030(墨色)、調7034(葡萄色)
- 障子:WARLON(ワーロンシート)散らし麻 0.3mm
- 畳:DAIKEN 清流ストライプ01(栗色 × 胡桃色)、半畳12枚(6畳)
- 特記事項:長年の〈日焼け・アク〉による変色/猫の爪研ぎによる枠の損傷の修繕/畳は全体的に劣化が進行していたため新調
ご依頼はチラシやインターネットで複数社を比較されたうえで、当工房へご連絡をいただきました。
Googleや各種口コミサイトの評価もご判断材料にしてくださったとのことで、大変励みになりました。
ビフォー(課題点)
- 畳:1帖物が全て傷み、表面の剥離・変色が顕著。歩行感にも支障が出始めていました。
- 襖:長年の日焼けとアク浮きで色褪せが進行。部分的にシミが目立ち、建具の印象が大きく損なわれていました。
- 枠:猫による爪研ぎで数か所の面材・縁が損傷(ガタつきや表面の粗さ)。
- 障子:経年変化で透け感が低下。襖・畳のデザインに溶け込む素材を採用。
デザイン方針
「伝統の質感を残しつつ、現代の暮らしに合わせた使いやすさをプラスする」ことを基本方針としました。
色味は墨色と葡萄色の落ち着いた組み合わせで奥行きを出し、畳はストライプ(栗色x胡桃色)のトーンでモダンさを演出。
障子は耐久性と光の表情を重視してワーロンシートを採用しました。
施工詳細(工程とポイント)
1. 下地確認と補修
襖枠・建具の建付けを入念に確認。
猫の爪研ぎによる部分は、腐食・欠けを取り除いたうえで合板補修および接合部の補強を実施。
表面は滑らかに整えてから新たな襖紙を貼りました。
押入れの建て付けや戸当たりの調整を行い、今後の使用で不具合が出ないよう配慮しています。
2. 襖張替え
・使用紙:調7030(墨色)/調7034(葡萄色)
日焼けやアクを除去後、下張り処理を徹底してから表紙を施工。
色むらやシミの再発を抑えるため、下張り紙と糊の処理に注意を払い、縁の取り回しで落ち着いた配置になるよう張り分けを行いました。
3. 障子張替え
・WARLON「ワーロンシート」散らし麻 0.3mmを採用。
特徴:和紙の風合いを保ちながら耐久性と防炎性に優れ、透過光の表情も柔らかく仕上がります。洗浄や日常の手入れしやすい点も魅力です。
4. 畳新調(半畳敷き)
【仕様】
DAIKEN 清流ストライプ01(栗色×胡桃色)半畳12枚
備考:1帖物の劣化が進んでいたため、今回は半畳12枚にて市松的な配置で敷き込み、視覚的にリズムのある空間に。栗色と胡桃色の組合せで落ち着きと遊び心を両立させました。
5. 仕上げ・清掃
細部の取り合い(巾木・見切り)を整え、搬入時の設置調整と最終の清掃を丁寧に行いました。
作業後の動作確認(戸の開閉等)も実施し、
お引き渡し時には使い勝手の説明を行っています。
Before → After










匠仕和装 -たくみし わそう-
匠仕(たくみし) … 匠が仕立てる
和装(わそう) … “和を装う”、空間を整える
「匠の技で“和”を装う」

施工事例はこちら
お客様の声
今回のリフォーム後には、
Google Mapsのクチコミにも温かいご感想をお寄せいただきました。
施工前のご不安から、完了後のご満足に至るまでの率直なお声を頂戴し、
職人として大きな励みとなりました。
とりわけ、
「メンテナンスを含めた提案力」
「納得のいく出来栄え」
といったお言葉は、これからの仕事の指針となる宝物です。
お客様が感じてくださった“変化”が、
日々の暮らしをより心地よいものへと導く一助となれば幸いです。
口コミ全文はこちらよりご覧いただけます。
→ 淺田襖工房 - Google マップ
最後に
30年分の時間が刻まれた和室を預かる際には、ただ新しくするだけでなく
「これから先の暮らしに根ざすこと」
を意識して作業を行っています。
伝統の表情を尊重しつつ、現代の住まいに適合する実用性を加える——それが私たちの仕事です。
和室の「変えどころ」「残すべき要素」についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
現地調査のうえ、素材・色合わせ・予算に応じた最適なご提案をいたします。
【堺市のふすま屋さん】08098982233受付時間 9:00-18:00 [ 日・祝日除く ]
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