雨の朝護孫子寺参拝記
このたびは、雨の朝護孫子寺参拝記~信貴山 千手院で心洗われる~
を閲覧いただきありがとうございます。
奈良県生駒郡平群町にある「信貴山 真言宗 千手院」へ、商売繁盛のご祈願にお参りしてきました。
本堂の「朝護孫子寺」にて御札(または御守り)をお願いし、後日郵送で届けていただけるよう依頼しました。
あいにくの雨模様でしたが、しっとりとした空気と濡れた石畳が、かえって心を落ち着かせてくれるような…
そんな風情ある時間となりました。

信貴山と千手院について
信貴山(しぎさん)は、
毘沙門天信仰の日本総本山として知られ、古くから「勝負運」「金運」「商売繁盛」のご利益があるとされています。
中でも信貴山朝護孫子寺は1400年以上の歴史を誇り、
聖徳太子が物部守屋との戦いの際に戦勝祈願をしたことで開かれたと伝えられています。
その塔頭寺院のひとつ「千手院」は、
千手観音をご本尊とし、心願成就・諸願成就に篤く信仰されているお寺です。
境内は山中に広がっており、静かで荘厳な空気に包まれています。
信貴山 朝護孫子寺 公式ホームページ 【信貴山真言宗 総本山】


信貴山の名物・虎ベコ。
写真では伝えきれないほどのインパクト!
大きな体にどこか愛嬌もあって、ついつい見入ってしまいました。




胎内くぐり(父寅・母寅・子寅)
父寅・母寅・子寅が一体となった胎内くぐりトンネル。
実際にくぐると、厳かというよりも温かみがあり、親子のつながりやご縁を感じるような不思議な体験でした。
中にはいくつか張り紙もあり、初心に返る・思わず背筋が伸びるような有難い気持ちになりました。

銭形堂でも金運招福のご祈願を
本堂でのご祈願を終えたあとは、
信貴山・千手院の境内にある「銭亀堂(ぜにがめどう)」へもお参りしてきました。
こちらはなんと、日本で唯一の「金運招福の神」として知られる「銭亀善神(ぜにがめぜんじん)」をお祀りする特別なお堂です。
千手院の貫主様が山岳修行の最中、黄金の甲羅を背負った神の姿を霊夢で見たことから、この銭亀堂が建てられたそうです。
「求めて得られぬ苦しみを安らげる善神」とされ、金運・出世・商売繁盛を願う多くの方が参拝に訪れています。
私も、金運招福銭亀御守と壱億円札のセットを授かり、お財布 or スマホと一緒に石臼の上へ。
「南無銭亀善神(なむぜにがめぜんじん)」と心の中で唱えながら石臼を3回くるりと回して、ご祈願してきました✨
信貴山の中でも特にユニークで、ありがたい体験ができる場所です。
静けさの中で、自分の願いとしっかり向き合える貴重なひとときとなりました。

暗闇の中で心を整える 「戒壇巡り」の体験
さらに今回、朝護孫子寺の本堂で体験できる「戒壇巡り(かいだんめぐり)」にも挑戦してきました。
本堂の下にある、一切の光が届かない真っ暗な回廊を、壁づたいに手探りで進んでいきます。
まさに五感を研ぎ澄ませるような時間。
途中には仏様の灯明が静かに灯り、厳かな空気の中で心が整っていくような感覚に包まれました。
最後には、心願成就を祈りながら錠前にそっと触れるという大切な所作があります。
この巡りは、自分自身と向き合う修行のような体験であり、
日々の忙しさから離れ、静かに心をリセットする貴重な時間になりました。
信貴山へお参りされる際は、ぜひこの「戒壇巡り」も体験してみてください。
思わぬ気づきや、心の安らぎを得られるかもしれません。
風情ある時間に、あらためて手を合わせる
雨の中でのお参りは一見不便なようにも思えますが、
しとしとと降る雨音と木々の香りが相まって、かえって心が澄んでいくような気がしました。
日常から少し離れ、願いと向き合うひととき。
そうした時間を大切にすることの意味も、あらためて感じた一日でした。


最後に
淺田襖工房として、日々多くのご縁をいただいていることに感謝しつつ、
これからも一枚一枚、誠意をこめて襖と向き合っていけますように――
そんな想いを込めたお参りとなりました。
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