狩野芳崖『飛龍戯児図』で魅せる~和洋融合のモダン空間~

こんにちは、淺田襖工房淺田ですっ。

和の伝統美と洋の機能性を巧みに融合させた今回のリフォームでは、

狩野芳崖の名作『飛龍戯児図』を用いた4枚組のデザイン襖が、空間に特別な彩りを加えています。

和のエッセンスを残しつつ、モダンなクッションフロアが相まって、伝統と現代が見事に融合した空間が完成しました。

この龍が見守るお部屋で、毎日がちょっと特別な時間に変わるかもしれません♪

それでは、順を追ってご紹介していきます。現場:大阪市東住吉区

朱雀 №2360 金亀織(金糸)

朱雀 №2360 金亀織(金糸)の画像
朱雀 №2360 金亀織(金糸)

銀古美 白扇 嵐 -ぎんふるび はくせん あらし-

銀古美 白扇 嵐 -ぎんふるび  はくせん  あらし-の画像
銀古美 白扇 嵐 -ぎんふるび はくせん あらし-

襖張替え後の金亀織(金糸)の画像

燦 -SAN- №260

雪月花は日本の美意識の象徴ともいえる文様です。

麗しくも華やかなデザインは、洋空間をワンランク上にします。

燦 -SAN- №260の画像
燦 -SAN- №260

白銀 白樺 -しろがね しらかば- (上)

白樺は、冬に樹氷を形成したり、雪原に映えたりして、

冬の風景に馴染みます。

飛龍戯児図 -ひりゅうぎじず-

飛龍戯児図 -ひりゅうぎじず-の襖紙の画像
飛龍戯児図 -ひりゅうぎじず-

銀古美 竜丸 -ぎんふるび りゅうまる- (下)

銀古美とは、銀メッキを古くさせて碧色に発色させる加工のこと。

その中でも竜丸は限定品となります。

白銀 白樺 -しろがね  しらかば- (上)と銀古美 竜丸 -ぎんふるび  りゅうまる- (下)の画像
白銀 白樺 -しろがね しらかば- (上)と銀古美 竜丸 -ぎんふるび りゅうまる- (下)

狩野芳崖「飛龍戯児図」の画像
狩野芳崖「飛龍戯児図」

初公開の作品のひとつ。「飛龍昇天図」などとはいくぶん趣を変え、

親仔の龍が戯れる場面を描いている。

仔龍親龍体に巻きつき、甘えているのだろうか。

しかしそうした微笑ましい情景とは逆に、

龍の姿は実在するのではないかと思えるほどリアルに表されており、

観る者に不気味な印象を与える。 

※「没後100年記念展 狩野芳崖」から引用

“没後100年記念展 狩野芳崖” |山田書店 |東京、日本 (yamada-shoten.com)

「飛龍昇天図」の画像
「飛龍昇天図」

狩野芳崖 (かのうほうがい)
生没年:1828-88(文政11-明治21)

日本画家。文政(ぶんせい)11年1月13日、長門(ながと)国(山口県)長府藩の御用絵師狩野晴皐の長男として生まれる。幼名幸太郎。

1846年(弘化3)

江戸に出て狩野勝川院雅信に入門、たちまち頭角を現した。橋本雅邦(がほう)は同門。佐久間象山(しょうざん)にも学んで進取の気性に富み、狩野派の粉本主義に疑問を抱いて独創を試み、危うく破門されるということもあった。

1855年(安政2)

帰郷、このころから芳崖と号した。

1860年

ふたたび江戸に出るが、やがて江戸払いとなって郷里に戻り、

1871年(明治4)

廃藩置県で禄(ろく)を失った。

1877年

上京、陶器や漆器の下絵描(か)きなどに従事したが、貧窮を極めた。

1884年

第2回内国絵画共進会に出品した『桜下勇駒図』『雪山暮渓』がフェノロサに認められ、フェノロサを介して岡倉天心とも親交を結び、鑑画会に加わって新しい日本画の創出に力を注ぐことになった。

1886年

第2回鑑画会大会で一等賞を受賞した『不動明王図』(重要文化財)は、西洋の絵の具を用いた色調が鮮やかで、構図の斬新(ざんしん)さとともに、新しい表現を切り開く強い意志をうかがわせる。

1885年

文部省図画取調掛雇となり、フェノロサや天心と力をあわせて東京美術学校の創設に努めた。

1888年

同校の日本画科主任教授に内定したが、翌年の開校を待たず明治21年11月5日没した。

死の直前に完成した『悲母観音』(重要文化財)は、近代日本画の代表作の一つとして名高い。

※コトバンクから参照 狩野芳崖(カノウホウガイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

施工前

施工前の部屋の画像

納品後

それではっ!

大胆で迫力ある龍のデザインが印象的で素敵な空間をどうぞご覧ください!!

ふすま取付前の画像1
襖取付完了の画像1

襖取付完了の画像2
引手の画像1

ふすま取付前の画像2
襖取付完了の画像3

襖取付完了の画像4
襖取付完了の画像5

ふすま取付前の画像3
襖取付完了の画像6

引手の画像2
引手の画像3

襖取付完了の画像7

襖施工後「飛龍戯児図」の画像
施工後「飛龍戯児図」

襖紙・障子紙・壁紙等の専門店「しつらい」メイクショップ店 (siturai.com)

大迫力です!

『飛龍戯児図』の荘厳な姿が、

部屋全体に圧倒的な存在感を与え、まさに芸術と呼ぶにふさわしい空間が完成しました。

親しい工務店の担当者様との信頼関係に支えられたスムーズな連携のもと、

この素晴らしい龍のデザインが、日常生活の中に特別な瞬間をもたらすこと間違いなしです!

今回の仕事を通じて、

和の伝統美と現代的なデザインの融合が、どれだけ空間に新しい息吹を与えるかを改めて実感しました。

和室はもちろん、洋の要素を取り入れたモダンな部屋にも、襖の持つ魅力が無限に広がっていくことを強く感じています。

和の趣きを大切にしつつ、現代的な感性にも応えるデザインを提案できること、

それが「淺田襖工房」の強みです。

これからも、襖や畳や障子を通して、お客様一人ひとりの空間作りをお手伝いしていきたいと考えています。

特にリフォームにおいて、和と洋をバランスよく取り入れた空間作りの提案には自信があります。

伝統的な職人技に裏打ちされた品質を提供しながら、時代に合ったモダンなデザインも柔軟に取り入れてまいります。

もし、これからお部屋の雰囲気を一新したい

またはリフォームを考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お客様のご希望やライフスタイルに合わせて、最適な「和と洋」のご提案をさせていただきます。

淺田襖工房は、皆様の理想の空間作りを全力でサポートいたします。

皆様と共に、さらに素晴らしい空間を生み出していくことを楽しみにしております!

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